よく聞かれる事があるのですが、「理容師と美容師の違いってなに?」って聞かれます。
私も最初はよくわからなかったのですが学校やサロンで働く事によって違いについて実感できたことをお伝えします。
客観的な視点で見てみると
理容室や美容室には男性のお客様も女性のお客様もご来店されます。
理容室に来る女性の多くのお客様はレディースシェーブをされる方がほとんどでした。
もちろんカットをされるお客様やカラーをされるお客様がいらっしゃる事も事実ですが顔剃りのメニューは美容室ではやっていないんですよね。
理容室でも着付けやメイクはやっていません。ここが客観的な大きな違いだと思います。
近年ではあまり聞きませんが、ちょっと前では男性は理容室で髪を切る。女性は美容室で髪を切る。と認識されている事が多かったみたいですが
今では男性でも美容室で髪を切ったりするのなんて普通のことですよね。
なので顔剃りや着付けといった「理容室にはあるけど美容室ではない」と言うような違いを理解するとわかりやすいかもしれません。
理容師法と美容師法の存在
理容師法と美容師法といった法律があります。
理容師法
理容とは頭髪の刈込み顔剃り等の方法により容姿を整えること
美容師法
美容とは、パーマネントウェーブ、結髪、化粧等の方法により容姿を美しくすること
理容師と美容師とではこの様に法律で目的が異なるんですね。
ここからわかる理容師と美容師の大きな違いは
理容師は整えること美容師は美しくすることのようです。
理容師と美容師ではどちらにカットされた方がいい感じに仕上がるのか
カットの仕上がりについて結局理容師と美容師のどちらの方が上手いのかきになりますよね。カットなんて1ヶ月か2ヶ月に1度のペースで切ってもらうわけですから、納得できるような髪型になりたいですよね。
理容師と美容師のどちらの方がカットが上手いかについてですが、正直スタイリストの技術レベル次第なのでハッキリと決める事はできません。
ですが理容師と美容師はカットにしても専門分野がちがいますので、やりたい髪型によって理容師にカットしてもらうか美容師にカットしてもらうか判断するのが良いと思います。
理容師の専門分野として上げられる髪型は以下の通りです。
・スポーツ刈り
・角刈り
・ブロース
美容師の専門分野として上げられる髪型は以下の通りです。
・ワンレングス
・ボブ
・ロングレイヤー
細かく上げるときりがないなもしれませんが、大きな違いは短いスタイルは理容師の方が得意な場合が多くて、長いスタイルは美容師の方が得意な事が多いです。
お客様によって仕上がりの好みも違いますし色々サロンを渡ってみたり色んなスタイリストにカットしてもらって気に入ったら、そのスタイリストを指名するのが1番良いと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。まとめると
- 理容師は短い髪型が得意で美容師は長い髪が得意
- 理容師法と美容師法がありそれぞれ目的が異なる
- 理容師は顔剃りができる。美容師は着付けと結髪ができる
- 自分の気に入ったスタイリストを指名するのが1番良い
という事になります。
数えればもっと出てくると思いますが、理容室は美容室よりもお客様が圧倒的に男性中心である事から美容室の方が幅広い客層を接客する事が多くなるでしょう。
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